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Apostles' Creed

使徒信条の解説

カトリック、プロテスタント教会において受け入れられている最も一般的な共通の信条(※)です。
つまりカトリック教会とプロテスタント教会は、同じ信仰を告白しているということです。

イ エス・キリストの復活、昇天後に、聖霊(※)の導きの中、使徒達を中心に教会が形成されていきました。その初期の段階で、イエス・キリストの話を直接聞い た使徒達が、自分達の信仰の告白を徐々に文章化し、それが教会に浸透していったもの、それが「使徒信条」と考えられています。「使徒信条」というタイトル は、その考えのもとにつけられたものです。
ただ使徒達が文章化したという確固たる証拠はないので、その事を否定する人もいます。しかし聖書の内容 と矛盾しない点、またパウロがクリスチャンになった時点で、すでにある一定の内容は定まっていたと考えられる点(コリント第1の手紙15章3節)からも、 使徒達によって土台となる文章が作られたという見方は大方支持されており、「使徒信条」という呼び名が受けとめられています。
2世紀後半の洗礼式 における告白文に「ローマ信条」というのが発見されており、その内容は、現在の使徒信条とほぼ同じです。また390年頃、ミラノの司教であったアンブロシ ウスが書いた「教皇シリキウス書簡」の中に、「使徒信条」の記述があります。つまり遅くても2世紀後半には内容の骨組みは一般的に定着し、4世紀末には呼 び名が定着していたようです。

  • ※ 「信条」とは、ラテン語のcredo(クレド/英語 creed の語源)を訳したものです。credo(クレド)とは、使徒信条の冒頭の言葉で、「私は信じます」という意味です。
    使徒信条では、「私達は」ではなく、「私は信じます」と個人の信仰を告白します。しかしこれは、教会全体としての共同の告白なのです。つまり教会とは、個々の告白を大切にしつつ、同じ告白をする者達の集りなのです。
    使徒信条の中に「公同の教会」という表現がありますが、それは「唯一の同じ神を信じる者の集まり」「同じ 告白を公にした者達の集まり」という意味です。
  • ※ 上記の「聖霊」は、三位一体なる神の中のお一方の神のことです。使徒信条やニケア信条の中にも出てきます。三位一体とは、 「『父』『子(イエス・キリスト)』『聖霊』の三者が独立して存在していながらにして、唯一の神である」という、聖書全体が語る神を一言で表現した言葉です。また「三位一 体」の「位」は、「独立して存在するひとつの存在」という意味の「位格」のことです。上下関係の位(くらい)の意味ではありません。

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